北海道で電力会社を乗り換える方法|手順・注意点をわかりやすく解説

「電力会社を乗り換えると安くなるらしいけど、手続きが面倒そう」「停電したりしないの?」——そう思って、結局ほくでんのまま、という方は多いのではないでしょうか。

実は、電力会社の乗り換えはWEBから5分で完了します。工事も不要、北海道電力への連絡も不要です。そして届く電気の品質は全く変わりません。

この記事では、北海道で電力会社を乗り換える手順を、準備するものから切り替え完了まで一つずつ解説します。

この記事でわかること
✅ 電力会社の乗り換えに必要なもの(検針票だけ)
✅ 申し込みから切り替え完了までの具体的な手順
✅ 「停電しない?」「品質は?」よくある不安への回答
✅ 乗り換えで失敗しないための注意点

そもそも電力会社は乗り換えられるの?

2016年4月の電力自由化により、一般家庭でも電力会社を自由に選べるようになりました。それまでは北海道に住んでいれば北海道電力(ほくでん)一択でしたが、今は複数の電力会社から選ぶことができます。

乗り換えても届く電気は同じ

最もよくある誤解が「新電力に変えると停電しやすくなるのでは?」というものです。結論から言えば、届く電気は全く同じです。

電力会社を変えても、電気を届ける送電線は変わりません。送電網は北海道電力ネットワーク株式会社が一括で管理しており、どの電力会社と契約しても同じ送電線を通じて電気が届きます。

これは水道に例えるとわかりやすいでしょう。水道管は市が管理していて、どの水道会社と契約しても同じ水道管から水が届くのと同じ仕組みです。

💡 ポイント:新電力が倒産したらどうなる?

万が一、契約先の電力会社が倒産しても、すぐに電気が止まることはありません。一時的に北海道電力ネットワークが電力供給を継続する制度が法律で定められています。その間に別の電力会社に切り替えれば問題ありません。

乗り換えでどのくらい安くなる?

節約額は世帯の電気使用量によって異なりますが、北海道電力の従量電灯Bから乗り換えた場合の目安は以下の通りです。

世帯タイプ月間使用量の目安年間節約額の目安
1人暮らし160kWh約3,000〜8,000円
2人暮らし280kWh約5,000〜20,000円
3人家族330kWh約8,000〜30,000円
4人以上420kWh約10,000〜50,000円

※節約額は電力会社やプランにより異なります。上記は概算です。

使用量が多い世帯ほど節約効果が大きくなります。ご自身の使用量でいくら安くなるか知りたい場合は、シミュレーションツールで確認できます。

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乗り換えに必要なもの

必要なものは検針票(電気ご使用量のお知らせ)1枚だけです。検針票には、乗り換えの申し込みに必要な情報がすべて記載されています。

検針票で確認する3つの情報

必要な情報記載場所用途
お客様番号検針票の上部契約者の特定
供給地点特定番号検針票の中段(22桁の数字)電気の届け先の特定
契約アンペア検針票の上部契約容量の確認

検針票が手元にない場合は、北海道電力のWEB会員サービス「ほくでんエネモール」にログインすれば確認できます。

💡 ポイント:検針票はスマホで撮影しておくと便利

申し込み時に検針票の情報を入力するので、手元にない場合でも写真があればスムーズに進められます。

乗り換えの手順(3ステップ)

電力会社の乗り換えは、以下の3ステップで完了します。難しい手続きは一切ありません。

1
乗り換え先の電力会社を選ぶ
料金プランや特徴を比較して、自分に合った電力会社を選びます。各社の公式サイトや比較ツールを活用してください。
2
WEBから申し込む(約5分)
乗り換え先の電力会社の公式サイトから申し込みます。検針票に記載されている「お客様番号」「供給地点特定番号」を入力するだけです。クレジットカードや口座情報も登録します。
3
自動で切り替え完了(2週間〜1ヶ月)
申し込み後、次回の検針日以降に自動で切り替わります。北海道電力への解約連絡は不要です。新しい電力会社が代行してくれます。切り替え当日も電気は一瞬も途切れません。
北海道 北海道ならではの注意点

北海道は冬の電気使用量が夏の約1.3〜1.8倍に増えます。乗り換え先を選ぶ際は、冬場の使用量(月350〜500kWh程度)で料金を比較することをおすすめします。夏場の安い月だけで比較すると、冬に「思ったより安くならない」ということが起こり得ます。

乗り換えでやらなくていいこと

乗り換えに際して、意外と「何もしなくていい」ことが多いのをご存知でしょうか。

やらなくていいこと理由
北海道電力への解約連絡新しい電力会社が代行
工事・立ち会い送電設備はそのまま使用
メーターの交換スマートメーターへの交換は電力会社側で対応
電気の使い方の変更今まで通りの生活でOK
マンション管理組合への連絡個別契約なので不要(一括受電の場合を除く)

乗り換え前に確認すべき3つのこと

乗り換えで損をしないために、以下の3点は必ず確認してください。

解約金・違約金の有無

多くの電力会社は解約金なしですが、一部のプランでは最低契約期間があり、途中解約時に違約金が発生する場合があります。申し込み前に契約条件を確認してください。

料金体系の種類

電力会社の料金プランは大きく分けて「固定単価型」と「市場連動型」があります。

料金タイプ特徴向いている人
固定単価型電力量料金の単価が毎月一定料金の安定を重視する方
市場連動型電力市場の価格に連動して30分ごとに変動時間帯を意識して使える方

市場連動型は電力市場が安い時間帯に使えば大幅に安くなりますが、市場価格が高騰した場合は割高になるリスクもあります。安定を重視するなら固定単価型が安心です。

⚠ 燃料費調整額にご注意

電気料金には「燃料費調整額」という項目があり、燃料価格の変動に応じて毎月変わります。北海道電力の規制料金(従量電灯B)には燃料費調整額に上限がありますが、多くの新電力には上限がありません。燃料価格が高騰した場合、新電力の方が割高になる可能性があります。各社の燃料費調整の仕組みを確認してから申し込むことをおすすめします。

一括受電マンションでないか

マンション全体で電力を一括受電している場合、個別に電力会社を変更できません。管理組合や管理会社に確認してください。一般的な賃貸マンション・アパートで、個別に北海道電力と契約している場合は問題なく乗り換えできます。

よくある質問

賃貸でも乗り換えできる?

はい、できます。電力会社との契約は入居者個人のものなので、大家さんや管理会社の許可は不要です。ただし、前述の一括受電マンションの場合は除きます。

乗り換えに費用はかかる?

ほとんどの電力会社で、乗り換えの手数料は無料です。スマートメーターへの交換費用も電力会社側が負担します。

元の北海道電力に戻すことはできる?

はい、いつでも戻せます。手続きも同じで、北海道電力のWEBサイトから申し込むだけです。ただし、一度解約した規制料金プラン(従量電灯B)に戻れるかどうかは時期によって異なりますので、北海道電力に確認してください。

オール電化でも乗り換えできる?

乗り換え自体は可能ですが、注意が必要です。オール電化向けの時間帯別プランは各社で設計が異なるため、単純な料金比較が難しくなります。現在のプランの夜間料金が非常に安い場合、乗り換えで逆に高くなるケースもあります。オール電化の方は、各社の公式シミュレーションで慎重に比較されることをおすすめします。

まとめ:乗り換えは「やるかやらないか」だけ

電力会社の乗り換えは、検針票を手元に用意して、WEBで5分の申し込みをするだけです。工事なし、北電への連絡なし、届く電気も同じ。やることは「申し込む」だけです。

北海道は全国でも電気料金が高いエリアです。特に冬場の電気代に負担を感じている方は、一度シミュレーションで年間の節約額を確認してみてください。

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記事情報
公開日:2026年3月26日
参照資料:資源エネルギー庁「電力の小売全面自由化」、北海道電力ネットワーク株式会社、各電力会社公表資料
※本記事は上記資料に基づいて作成しています。最新の情報は各電力会社の公式サイトをご確認ください。